競争

カクヨムのコンテスト、落選が決まりました。

 
私はつくづく競争が苦手だなぁ、と。
 
カクヨムのコンテストに参加してみて、
改めて思い知らされた。
 
本当に小さな頃から競争で何一つ勝った試しが無い。
ずっとずっと負け続けてきた。
 
決して大袈裟に言ってる訳じゃない。
運動も芸術も勉学も何も他人より出来た事は無い。
 
ただ勉学に関してはちゃんとやっておけば、と。
ひょっとしたら出来た可能性は無くはない。
 
しかし現実には大して勉学を頑張る事はせず、
結果的には勉学でも大した成績は残せなかった。
 
今更、後悔しても後の祭り。
 
私の様に何の才能も無い者程、
勉学に励むべきだったのだろう。
 
それに気付いたのが遅すぎた。
 
自然界の中で競争があるのは仕方がないだろう。
そんな中で勝者が居れば当然に敗者も出てきてしまう。
 
人間社会において、何らかの才能があれば、
その分野で必ず成功し、勝者になる事が出来る。
 
勉学はそれら何の才能も無い者が
自らの身を守る為に与えられた機会なのかもしれない。
 
勿論、その勉学にも向き不向きや才能もあるだろう。 
 
そんな中でも日本は少なくとも
勉学の機会は殆どの子供達に与えられている。
 
頑張りさえすれば、ある程度のところまでは、
誰でも到達が出来る様に思う。
 
そしてそのある程度のところで、
生き抜く術を身に付けなければならない。
 
それが所謂、会社員というものになるのだろう。
 
しかしその勉学を疎かにした私は
会社員にすらなる事が出来なかった。
 
正確に言えば、一度はなれたが、
それを継続する事が出来なかった。
 
近年、学歴というものが否定的に考えられたりもするが、
それもどうかと思ったりもする。
 
確かに学歴に偏重するのは問題もあるだろう。
しかし学歴の否定は学歴しか武器に出来ない者を
排除してしまう事にもなる。
 
それは私の様に何の役にも立たない人間を
量産する事にもなりかねない。
 
カクヨムのコンテストでも敗者になって、
ふと、そんな事を思ったりした。
 
そして、今回のコンテストではっきりしたのは、
私には小説では金を稼ぐまでの才能は無いであろう事。
 
私は今回、自分の力を試す意味合いが強かったので、
極力、人間関係でPVや評価を頂く様になる事を避けた。
 
更に宣伝も控え目にした。
それを言い訳にする訳ではないが、才能さえあれば、
それでも読者選考は通ったと思うんだよね。
 
要するに今後、幾ら頑張っても
私の力ではワナビになるのがやっとだろうという事。
それだったらワナビにはならない方がいい。
 
ワナビとはワナビを卒業してプロを目指す者だろう。
わざわざ目指すものじゃない。ワナビ自体はね。
 
となると結局は今まで通り自己満足で書いていればいい。
そういう事になるだろう。
 
そして私は他に競争出来るジャンルを
模索しなければならないが、
果たしてそもそも私が競争出来るジャンルがあるのか。
 
最近になって和歌にも挑戦を始めたが、
はっきり言って手応えは何も無い。
しかし手応えが無い割には反応がある。
なんかよく分からない状況(苦笑)
 
ただ小説よりは可能性はあるのかなぁ。
なんてね。
 
とにかく色々とやってみて、
無ければ無いで仕方がないよね。
 
そんな風に思っている。