信繁、最後の台詞《武士ーもののふー》

『今更、天下をひっくり返して何とする。家康殿を此処まで追い詰める事が出来た事でワシは満足じゃ』

ネタバレしちゃうのかもしれないが、私が今、書いている「武士ーもののふー」で真田信繁、最後の台詞。

忘れちゃうといけないので、先に書き残しておく(笑)

要するに、此処へ向かって物語を書いている。

この台詞は、信繁の物語ではよく描かれているであろう、〈大阪夏の陣で信繁が家康を追い詰めた時〉の台詞である。

他の物語で実際に直接のやりとりが行われているかは分からないが「武士ーもののふー」では少しだけ直接に言葉を交わす予定。

追い詰められた家康が信繁に問う。

『ワシを殺さないのか!?』

その問いに、この返答をしてから、信繁は雑兵に討ち取られる事になる予定。

一応、解説をしておくと、

『今更、天下をひっくり返して何とする』

の部分。

すでに徳川の世になってしまっているのに、今更、豊臣家の為に家康を殺したところで、その混乱によって犠牲となるのは多くの民衆になってしまう。

それは信繁の本意ではない、という事。

そして残りはそのまま。

家康を倒したいというのは、あくまでも信繁のエゴにしか過ぎない。

豊臣家の為に、そこまでしなければならない義理はない。

寧ろ、信繁からしたら、自らのエゴを満たす為に豊臣家を利用させて貰っただけの事。

だから追い詰める事が出来ただけで手打ちとする。

わざわざ家康の命まで奪う必要はない。

武士ーもののふー」では家康の命を奪う事は可能ではあったが、あえて命を奪うまではしなかった信繁を描く予定。

そして此処まで信繁に付き従ってくれて、先に散っていった家臣達。

その家臣達と一緒に自分も、と。

その様な想いで信繁は燃え尽きていく。

果たして、そこまで描き切る事が出来るのか。

恐らくは無理だろうな(苦笑)

まだ、一部を書いている途中だもん。
後、何年かかる事やら。

描き切る前に端末が壊れて書けなくなっちゃうだろう。

だから、そういう意味でも先に書き記しておく(笑)